アトピーは油が原因?

まず、前提として認識すべきなのは、油は摂取してはいけないものではなく、体に必要な3大栄養素の一つです。
バランスでいくと、炭水化物は50~65%、脂質は20~30%、たんぱく質は13~20%と、脂質は2番目に重要な要素となっており、体に欠かせないものです。

 

では、なぜアトピーに油が悪いといわれのか、それは油の分類をきちんと理解する必要があります。

 

油と一言で言っても、様々な区分に分類されます。
まず、常温で固体である「飽和脂肪酸」、常温で液体である「不飽和脂肪酸」の2つに分けられます。
「飽和脂肪酸」は主に、動物性油脂である、バター、ラードなどをいいます。

 

「不飽和脂肪酸」は、さらに体内で生成される「一価不飽和脂肪酸」、体内で生成されない「多価不飽和脂肪酸」にわけられ、
「一価不飽和脂肪酸」はオメガ9系、「多価不飽和脂肪酸」はオメガ3系、オメガ6系に分けることができます。

 

オメガ9系・・・オレイン酸(オリーブオイル など)
オメガ3系・・・リノール酸(植物油、加工食品)
オメガ6系・・・DHA,EPA,αリノレン酸

 

それぞれのオメガについて、上記に細かく分類されることになります。

 

では、取りすぎによりアトピーに影響があるのは、どの油かというと、オメガ3系に分類されるリノール酸です。
しかし、リノール酸自体は必須脂肪酸のため、体にとっては、大切な要素を占めており、血中のコレステロールを低下させ、動脈硬化を予防する効果があります。
一方で、リノール酸は取りすぎると、免疫細胞が働きにくくなるというデメリットもあり、これがアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎の発症につながるのです。

 

一番気をつけるべきは、リノール酸を取らないということではなく、摂取が不足しているDHAなどが分類されるオメガ6系を多くとり、
現代人は取りすぎの毛一行にあるリノール酸を抑えることが大切です。

 

では、具体的にどのようなものにリノール酸が含まれるのかというところですが、それぞれの含有率は以下の通りです。

 

 

見ていただくと結構一目瞭然ですが、昔一時期はやっていた、べにばな油がもっともリノール酸の含有率が高いことがわかります。
逆に、オリーブオイルや、最近はやっているなたね油に関しては、リノール酸の含有量が意外と低いことがわかります。

 

つまり、アトピーの炎症を起こしにくくするには、べにばな油はできる限りとらないようにする必要があり、
なたね油などは、必要以上にとらないようにするだけで、十分アトピーの症状を悪化させないようにすることができます。
そして、DHAやEPAなどの魚油などを取ることで、体のアレルギー反応を少しづつ抑えることができるのです。

 

<前頁(亜鉛で完治できる?)

 

(腸内環境は自然に整う)次頁>

 

      このエントリーをはてなブックマークに追加