断食(ファスティング)って効果あり?

■アトピーの原因とは

 

アトピーの原因は実はまだ解明がされていません。
戦前はほとんど見られなかった症状であることから現代病と呼ばれ、大気汚染などの環境変化や農薬など化学物質があふれる社会、食品添加物といった食生活の変化が影響を与えているとされます。
もともと自然界にはなかった物質は、人間の体にとっては異物であり、それが体内に入り込むことで体がアレルギー反応を起こし、アトピーを発症するのが主な見解です。
アトピーはアレルギー症状の一つでもあり、なんらかの食物アレルギーや化繊アレルギーなどが併発する方がほとんどです。
お肌が非常にデリケートな状態となり、合成洗剤で洗濯した衣類を着ただけでも痒みや炎症を起こしたり、アレルギー食材をはじめ、添加物が入った食品を食べたことで発疹ができたりと、非常に辛い思いをします。
食事療法や対症療法としてのステロイド剤の使用により症状を緩和する治療が行われます。
成長に伴い体力がついて体が本来持つ免疫力や自然治癒力が高まってくると、賞状が落ち着いてくる方もいますが、食生活や生活習慣が乱れると再び悪化するなど、大人になっても悩まされる方も少なくありません。

 

■アトピー治療と断食との共通点

 

アトピーの治療は治癒させる治療薬がまだないため、除去食や添加物や農薬などの化学物質による刺激を受けないよう無添加食品や無農薬、有機栽培の野菜を取るようにしたり、お肌に刺激がない無添加せっけんを使ったり、天然素材の衣料品を身に着けるといった方法で行われるのが一般的です。
つまり、アトピーの原因と思われている体にとっての異物となる化学的な物質を近づけないことと自然にあるものを取り入れることで体質の維持や改善を図っていくという方法です。
この点、現代の断食は同じような役割を果たしています。
飽食の時代に暴飲暴食をすることや添加物などが多い食品を摂取することで溜め込んだ老廃物や異物を、一定期間、食事を控えることで排出を促し、体内をリセットして体質改善を図るという方法だからです。

 

■断食による体質改善

 

必要以上に食べ過ぎることや添加物や農薬などの化学物質を知らず知らずのうちに飲食物と一緒に取り込んでいくと、体に入った異物の解毒を行う肝臓をはじめ、胃腸などに負担をかけ、内臓の機能が低下して代謝が悪くなっていきます。
日々の食事を続ける限り、内臓は休まることなく負担がかかることから、食事を控えることで内臓を休ませて元気を回復させ、機能を活性化させようとするのが断食の一つの目的です。
機能が活性化することで肝臓の解毒・排毒機能が高まり、胃腸の分解、排泄機能も高まり、多少の異物を取り込んでも、自分でしっかり出せる体質へと改善が期待できます。
アトピー体質の方であれば、断食によって内蔵機能を活性化させることで、多少の異物が入っても体が自ら解毒する働きがしっかり働くようになることで、反応が出にくくなることや炎症を起こしても軽い、すぐに治まるといった体質の改善や向上が期待されるということです。

 

■断食による自然治癒力アップがカギ

 

断食には次のようなメリットがあります。
食事を控えることで常に消化や解毒に追われて疲弊した内臓に休息を与えて、本来の機能を回復させること、断食中の瞑想を通じて頭を空っぽにして脳の疲労を緩和し心身をリラックスすることが可能です。
断食中は消化や吸収といった作用がほぼ働かなくなる半面、溜め込んだ毒素の排出や老廃物を便や尿として排泄する作用が高まります。
体の大掃除につながるので、体が内側からキレイになり、体質改善や免疫力アップ、自然治癒力の向上などがもたらされるのがメリットです。
アトピーも免疫力や自然治癒力が高まることで症状が緩和されることから、断食を通じて症状の緩和や改善に役立つことが期待されます。

 

 

 

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